ウミガメ放流~SDGsの学習を通して~
~今年度のウミガメ放流について~
5月17日(火)に採卵したアカウミガメの子ガメが,7月29日(金)~8月9日(火)の期間に,合計46匹生まれ,無事に海に放流しました。これまで,ウミガメの生態についても学習してきたことを生かして,今回も「24時間以内の放流」「生存率を上げるために早朝や日没頃に放流」することを,全員で取り組みました。
また,今年度は,長浜海岸での現地観察も行いました。7月25日(月),9月13日(火)は,産卵場所に子ガメの脱出跡があり,その場所から19匹の子ガメを無事に保護し放流することができました。自然いっぱいの長浜海岸に近い,岩岡小学校にしかできない観察です。
素晴らしい自然を守るために,今年度から「SDGsデー海岸清掃」を行ったり,海岸に訪れる人に知らせる看板を作成したりしました。自然を相手にする観察は,思い通りにいくことはありません。孵化率が悪いときもあれば,産卵跡が少ないことがあるのは当然のことです。そのことも含め,大切な命を預かり,その命の学習を行っています。
子ガメが小さな手足を精一杯動かしながら歩いて行く姿は,とても感動します。大海原で,どんな一生を迎えるのか,想像することしかできませんが,小さな子ガメが大きくなって,20~30年後,この長浜海岸に一匹でも多く産卵に訪れてほしいと願っています。
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